(相変わらず筆がなかなか進んでいません…が、ゆっくりでも更新させてください…。)
前回の記事(エベレスト2日目)で、エベレスト街道最大の都市・ナムチェ(3,440m)に到達。
標高2,610mから3,440mまで一気に登ったので
ナムチェで高度順応2泊。
エステサロンまである?ナムチェとは…!?
●これまでのエベレスト記事
・メンヘラを起こしたのでエベレストに行ってきた話。ベースキャンプ費用。
・エベレストの装備・持ち物。ツアー会社の社長からセクハラ!?
目次
エベレスト街道最大の街・ナムチェ
2日間歩き続けて到着したナムチェ。
チベット仏教色が強い街。
とにかく階段や斜面が多く、登るのに一苦労…。
ナムチェの日本人宿
食事が絶望的に不味く、どれだけ寒くても部屋に暖房もコンセントも無いエベレスト。
今回の宿はガイドが日本人の私に気を使ってくれたのか!?
日本人宿!!!!!
…とはいっても日本人が経営しているわけではなく、日本人スタッフもいません。
でも日本人がよく来る宿みたいで、色々有難かった…。
共有スペースはこんなかんじ。
日本語の登山系漫画や本も置いてあります!!(アップルパイと一緒に)
高度順応で2泊したこの宿、
今回のエベレストの中で最高でした。
お味噌汁とうどんが食べられる…!
エベレスト2日目にして既に食事鬱になっていた私。
宿でメニューを見たら…
お味噌汁があった…!
寒いし一息つきたくて早速注文。美味しかったです。
標高が高くなるにつれて物価も高くなるエベレスト。
ペットボトルのお水の値段が
首都カトマンズ(平地)の外国人向け高級スーパー…約50円
エベレスト出発地点ルクラ(1日目)…約100円
…そこからだんだん高くなり、エベレストベースキャンプ付近では約400円になります。
このナムチェではたしかまだ150円くらい。
350円くらいのお味噌汁、身体にめちゃくちゃしみました。
これ、お水が400円するベースキャンプ付近だったら1,500円出しても飲みたいよ…。(味的には日本のお味噌汁の方が良いです)
そしてなんと…
うどんもあるではありませんか…!
「うどん」という料理メニュー。
麺は日本のうどんの麺ではなく、チベット料理トゥクパに使う麺らしい。
柔らかいラーメンみたいな麺。
しかし美味しい!!!!!!!
日本の家で母親が作ってくれたら「美味しい」って言いながら普通に食べるレベル。
嫌でもうどんを食べ続ける
この日本人宿、日本食があったのは超有難かったのですが、お味噌汁とうどんしかない…。
というわけで、ひたすらうどん。
エベレストは食事が死ぬほどクソ不味いと書きましたが、
エベレストでは「食べれそうなものを食べる」という食事。
例えば…
初日に食べたカルボナーラに見えないカルボナーラや
こういう「日本人が明らかに食べづらそうなもの」はなるべく避けたい。
そんなわけで、飽きたとか関係無く食べれるものを食べるというスタイルになっていきます。
ネパール料理に挑戦
日本人宿、お味噌汁とうどんが美味しかったので他の料理もイケるのか?と思い、頼んでみました。
これはモモというネパール餃子。
有名なネパール料理なのでチャレンジしてみたのですが、皮は水分でぶよぶよ・冷めていくにつれだんだん不味くなる、具の味が獣感…といった具合で無理でした。
これはジャガイモ炒め。
食べれない事はないんだけど、なんか変な味がするんだよな…。
1年以上経っているのに今でも覚えている、鼻にくるツーンとした嫌なかんじ。
…そんなわけで3日連続うどんです。
美味しいとか飽きたとかじゃない。
「食べれるものだからそれを頼む」。
日本人宿の豪華な部屋
2泊中、1泊目だけ良い部屋にしてくれました。
なんと…!部屋にトイレとシャワーがあるではありませんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…普通のホテルなら当たり前の事ですが、ここはエベレストです。
死ぬほど豪華。
が、暖房やコンセントはありません。
この日から寝袋もレンタル。(日本から持ってきた寝袋、ロスバゲで紛失)
1泊目は快適でしたが、2泊目は安い部屋。(に移動させられた)
刑務所より酷い・宿の部屋
前日とは打って変わって…
こんな部屋です。
シーツが洗っていないベッドと、荷物だけのスペース。
日本の刑務所より辛いであろう環境。よく耐えたなと思います。
私が沢尻エリカさんみたいに逮捕されても、「今後の不安」以外は問題無く過ごせそうです。
あ、書き忘れましたが
シャワーを浴びれたの、1週間でこの1回のみです。
(豪華な部屋でシャワー)
ナムチェをお散歩
2泊して暇なので軽くお散歩。
急斜面の街なので散歩といっても大変です…。酸素薄いし…。
ヤクという牛のような家畜動物。(安定)
「ヤク中」の「ヤク」ではありません。ヤクという名前の動物です。
雑貨屋さんとかもあります。
この靴下可愛い!!と思ったのですが、中が伸びない布が付けてあり履き心地が悪そうなのでやめました。約700円。
「エベレストビューティーサロン」…。
床屋だけではなく、エステやネイルもしてもらえるらしい…。どういう需要?
マッサージは需要があると思う。しかし物価の割に高い。
ここは1時間4,000円くらい。
前にも書きましたが、ネパールのマッサージ価格、物価より高すぎる。
(平地の首都カトマンズでも月給が1、2万円なのにマッサージ屋が1時間3,000円。
で、客が全然入ってない。フィリピンだと1時間600円からある。なんでもっと安くしないの?)
軽い高山病になる
高度順応の為のナムチェ2泊。
軽く高山病症状が現れました。
微熱、頭痛、喉の違和感、だるさ…軽い風邪のような症状。
それに加えて鬱。
やっと正気に戻ったのだろうか…
「なんで私はこんなところに来てしまったんだ」という後悔の念。
他のエベレスト客は元気に意味無く山登りをしに行っていましたが、休みたかったのでゆっくり休みました。
頭痛薬、足りないリスクがあるかもと思い薬局で買い足し。薬局があるのはこの街で最後です。
そうそう…そういえば食堂に暖房があったんだ…。
それまでの宿にはなかった…。
大学登山部の学生達と出会う
日本人宿にどこかの大学の登山部の学生達が来ていました。
先生に見える引率の怖そうなおっさんは登山部のOBらしい。
彼らはエベレストベースキャンプよりも更に上の7,000m台まで行くとの事でした。
私はベースキャンプまで「超辛いハイキング」的な「トレッキング」(登山イグを使わない)ですが、彼らはガチな登山。
血中酸素濃度と心拍数がわかるやつをやってもらった。
大体みんなこんなかんじ。
ややこしくなるので簡単に説明しますが、エベレストベースキャンプのルートを変更してもらいました。
ちなみに最初私は後に自業自得で高山病になり死にかけた自分のガイドに体力の不安からルート変更を求めるも、
「大丈夫だって」と無能ガイド。
あの時、どうしても納得できなくて、他のベテランガイドに相談して良かった。
そのベテランガイドさん(後にたくさんお世話になる)から私のガイドに話をしてもらい、ルート変更してもらえました。
何が「大丈夫」だよ馬鹿ガイド!!!!!!!!!
お前は救いようもない「自業自得」で高山病になって客の私に迷惑をかけまくりリタイアしたじゃねぇか!!!!!!!!!
あのままゴーキョルートに馬鹿ガイドと一緒に行っていたら、きっとエベレストベースキャンプまでは行けなかっただろう。
何にでもいえる事かもしれませんが、何かに不安がありどうしても納得できない場合は無理に妥協しない事、大切です…。
そんなかんじでナムチェにて休養。
薬で体調は戻り、エベレスト4日目に続きます…。
続く…
※ツイッターなどでシェアしていただけましたらブログ継続の励みになります…!