25歳アスペルガーの私がアスペについて解説する(対処法、付き合い方)

先日インスタストーリーで「自身のアスペがたまに辛い」と書いたら反響があった、みさちゃす(@misachasu0209)です。

私のインスタはこちら

現在25歳、就職した事はないフリーランス。

学歴も中卒から大卒になったり社会不適合者

中卒から大卒?波乱万丈みさちゃす生い立ちプロフィール

2020年6月23日
(↑私の詳しい自己紹介)

子供の頃からアスペ全開で、19歳の時に病院でアスペルガーだと診断を受けました

そんな私が

・アスペルガーの対処法

・アスペの子供の育て方

・パートナーがアスペの場合

などについて解説します…!

 

アスペルガーやADHDは成功者にも多い症状で私は好意的に捉えています。

ちなみに私の周りの人(成功者が多い)は半分以上が発達障害。

 

アスペルガーとは

スティーブ・ジョブズもアスペルガーだと言われている

アスペルガー症候群は発達障がいの一つで、社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などを特徴とする、自閉症スペクトラム障がいのうち、知能や言語の遅れがないものをいいます。

人間誰しも自閉症的な部分を多かれ少なかれ持っているのが普通で、程度の差だけが問題といえましょう。それゆえ「スペクトラム」障がいなのです。

社会性やコミュニケーションの障がいのため、周りからは「変わり者」と思われている方が多い一方で、学業成績はよく、大企業に勤めている方の中にも、実はアスペルガー症候群だったと診断される方もいるようです。

アスペルガー症候群の方は、周りからは「変わり者」と思われていても自分自身では無自覚のため、敬遠される理由がわからないままストレスを抱え、うつ状態、神経衰弱状態、強迫性障がいにつながってしまう場合もあります。

出典:ふせき診療クリニック

超雑に要約するとこだわりが強くて空気が読めなかったりする変わった人みたいなかんじ。

発達障害の一種ですが、病気ではありません

それと一概に「アスペルガー」と言ってもいろんな人がいます。

症状が強い人から弱い人、上手く付き合っている人、詰んでる人。

 

私の場合はアスペの特性を上手く活かせているので、アスペに生まれて良かったと思っています

(例:一つの事に興味を持ったら異常なほど集中してしまい、仕事面で活きる事も。)

しかし世の中には「アスペで詰んでる人」がいるのも事実。

例えば高学歴なのにコミュニケーション能力が著しく悪く、周りを不快にさせまくり、非正規低収入で働いている…なんていう人も見た事があります。(その人は中年で、彼女いない歴=年齢。)

 

その点私は生き方こそ特殊なものの、親しい友達はいるし、恋愛もできるので割と問題なく生きれています

※コミュニケーションができないアスペは詰みやすいです。

…このように一概にアスペと言っても色々なので、「アメリカ人に比べて日本人はこんなかんじ」くらいのざっくりとしたものだという認識でお読みいただけたらと思います!

 

私のアスペ症状、自覚

ベトナムで撮った証明写真。盛れてる。

幼少期の頃から一人で遊ぶのが好きな子供でした。

幼少期〜中学生(特に中1まで)はアスペ全開で空気なども全く読めず。

アスペルガーは1つの事に集中するとそれしかできなくなるなんていう事があるのですが、例えば小学生の頃部屋の掃除をしたらラジカセを掃除する事に集中してしまい、ラジカセを分解する勢いでネジの穴まで掃除して結局部屋全体の掃除ができずにラジカセの執拗な掃除をして終わった…なんていう事もありました。

人間関係では中1の時に同級生が「電車で人身事故を見た」という話をちらっと聞き、私は人身事故を見た事がなくどういうものか気になりすぎた結果、その話を嫌がっている目撃者の同級生に人身事故の質問を執拗にしまくり嫌われたなんていう事もあります。

(普通は相手が嫌がっていたら話を止めたりするだろうが、当時の私の場合は相手の気持ちよりも自分の知的好奇心の方がはるかに勝ってしまった)

 

中2くらいの時に友人から「アスペだと思う」と言われ、19歳の時に病院で診断を受けました

 

集中するとそれしか見えない、過集中

これは仕事面で活きていますが、一旦熱中的に集中するとずっとそれをしてしまう事があります。

20時間以上トイレ以外の休憩ほぼ無しでパソコンする事も。

完全に過集中。徹夜を通り越してお昼まで寝ずに何かをしてしまう。

大体その後倒れるので、そういう場合は明け方くらいになったら睡眠薬を飲んででも無理矢理寝るようにしています。

ゲームでも最高プレイ時間は寝ずに34時間くらい。途中からは楽しくはなく手が勝手に動くからという理由で。

集中している状態では食事などはどうでも良く、お腹も空きません。

私は実家暮らしで家族と住んでいるのですが、自分が集中している時に「今夜は家でバーベキューね!」なんて言われると最悪です。

(やりたい事があって集中時お腹も空かないのに、食事に時間を取られるのが嫌。)

…そういう場合、無理に家族と食事をすると早く戻りたくてイライラしてしまうので、過集中時は無理に家族とご飯を食べず、「今日は忙しいからご飯いらない、お腹が空いたら勝手に食べる」と予め伝えておくというソリューションを発見しました。

集中時、食事などで作業を邪魔されたくない。

そういう方は集中時は食事を断っておくと良いでしょう。

 

空気が読めない

子供の頃、親に言われて困った言葉は「自分がされて嫌な事は人にするな」。

アスペルガーの人(特に子供)は他の大多数の人と感覚がズレている事も多いです。

で、自分がされて嫌じゃない事を人にしたり言ったりして「自分がされて嫌な事は人にするな」なんて怒られても意味が分かりません

コミュニケーションは失敗と反省、改善の繰り返し。

相手の立場に立って物事を考える、発言する。

これを意識して、高校生くらいから私はコミュニケーションで問題が起きなくなりました。

 

余談ですが高校1年生の頃まで普通のメールが打てませんでした(笑)

デートする相手が絵文字を使ってフレンドリーなタメ口でも、私のメールは敬語で絵文字なし、ビジネスメールみたい

知り合いから「フレンドリーなメール方法」をアドバイスしてもらい、その後はフレンドリーなメールができるようになりました。

ちなみに今でも話し言葉でいきなりタメ口で話すのが苦手です。

タメ口より敬語の方が楽だったりする。

 

感覚過敏(聴覚過敏)

以前実家の物音・騒音で気が狂った事があるのですが、自室(静かな場所)で人の話し声が聞こえるのが、ものすごく不快です。(大多数の人は気にならいような事が、私は気になってしまう)

実体験:効果があった騒音・防音対策を教えます。(マンション、壁、上階、窓)

2020年4月14日

これを他のアスペの人に話したらその人も聴覚過敏症状があり、その人の場合は車のタイヤと地面がぶつかる音が耳にささるらしく、普段はノイズキャンセリングイヤホンをつけないと外出できないんだとか。

 

私は以前病院で貰った薬が口にれた瞬間からとても苦く感じ、それをお医者さんに伝えたところ「アスペルガーの症状の一種で味覚にも感覚過敏があるかも」と言われた事もあるので、恐らく感覚過敏です。

※その時苦く感じたのはアスペルガーの薬ではありません。(アスペルガーの薬は存在しない

 

アスペルガーの人は特定の音が嫌だったりそういうのがある人も多いです。

私は自室で聞こえてしまう話し声以外は、赤ちゃんの泣き声とりんごを切る・食べる音が苦手。

りんごの音に関しては苦手というレベルではなく無理で、黒板を爪で引っ掻く音より不快。

予め自分が不快な音を知っておくと、そういう場に遭遇したら自分が場所を離れたりイヤホンをしたり対処ができます。

 

こだわり、気難しい

アスペルガーの人はこだわりが強い人が多いと言われています。

私のこだわり…ぱっと浮かばないのですが、「こういうのが無理」なのはいくつかあります。

例えば自分が不快だと思う一部の絵文字や顔文字

そういう絵文字や顔文字を使われると、親しくない相手だともうそれで無理になったりします

https://twitter.com/misachasu0209/status/1207595712424202240

この1位のやつを使われたら、即効アウト。

…気難しいです。

 

アスペが辛いと感じる時

私の場合は割と上手く付き合い、仕事に上手く活かせているアスペルガー。

アスペじゃなかったらできなかった(成功しなかった)事もあるので、アスペに生まれて良かったと思っています。

それでもたまに辛くなる時がある。

例えば聴覚過敏だったり、恋愛だったり。

そういえば、部屋を散らかす・片付けれない…というのに子供の頃からつい割と近年まで悩んだりもしました。(それは克服!!)

恋愛は好きになったら盲目タイプで、盲目のあまり恋愛が辛い時とか。

たまに辛いと感じる事もありますが、対処法しかないです。

 

アスペルガーの対処法

この記事をご覧くださっている方の中にも

・自分がアスペで読んでる

・周りの人に困ったアスペがいて読んでる

という方もいらっしゃると思います。

アスペで重要なのは自覚!!

例えば「周りの人を不快にさせてしまうアスペの人」とかだと、本人にアスペの自覚が無かったり。

仮に自覚があっても周りを不快にさせているという自覚と認識が足らず、改善の努力をしなかったり。

そこ!!!!!!!!

 

私は自分がアスペな自覚があり、子供の頃は周りを不快にさせまくったりしたので「相手を不快にさせていないか」とか「こういう場合はどうしたらウケが良いのか」といった事を、恐らく普通の人より気を使っています。

(※そういうのは経験と意識で自然と身についてきました)

「相手にどう思われているか」を考えすぎて疲れたり、そこまで考えなくて良い事をネガティブに考えすぎて病んでしまう事もありますが、それでも知らずと相手を不快にさせるよりはマシ。

 

それとよくいただくご質問で「アスペルガーで病院受診、診断はした方が良いですか?」

私の答えは、悩んでいるなら行けば良いと思います。

アスペルガーは薬がありません。

ですが、診断される事で「自分はやっぱりアスペルガーなんだ」と正式に認知ができ、アスペルガーの特性を理解したり、対処したりがしやすくなるでしょう

 

子供がアスペの場合

インスタでよくいただく、「子供がアスペルガーなんです」というお悩み相談。

3つ声を大にして言いたい事がある!!!!!!

まず1つ目。アスペだからと「制限」はするな。

以前インスタの質問コーナーで

「6歳の子供がアスペなのですが、将来仕事はプログラマーに就かせた方が良いでしょうか?」

というご質問をいただいた事があります。

私の回答は、子供がアスペとか関係無く親が子供の職業を決めるな、です。

「アスペだからこれをやらせるべき」とか「アスペだからこういうのはやらせない方が良い」とか、親が考えるのは良くないと私は考えます。

アスペ関係なくいろんな事をやらせてみて、その中で興味を持ったものをやらせるのが良いのではないでしょうか。

 

2つ目、学校の先生に嫌われても気にしないであげてほしい。

私は子供の頃、学校の通知表と個人懇談が大嫌いでした。

先生に嫌われていて、悪口を言われたり書かれて、それで母親の機嫌が悪くなるから。

なぜ私が先生達から嫌われていたかというと、他の子達と違って面倒臭いからです。

小学生の時の先生への口癖は「なんでダメなんですか」

世の中には意味不明だったり理不尽なルールがあったりします。

「なんでダメなんですか」と聞いても、大多数の先生は「ルールだから」とか「普通はそうだから」などときちんと説明ができません

私は納得できないと自分が納得できるまで執拗に質問するタイプだったので、先生を困らせる面倒臭い児童でした。

※大人になってから思う事は、先生に嫌われてもそれで良かったと思っています。

このミサンガエピソードといい、クセが強い子供だったな…。

そんなわけでアスペの子供は悪い事をしていなくても「面倒臭い」という理由で先生から嫌われやすいです。

個人懇談や家庭訪問でそんなお子さんの嫌な話を聞いたり、通知表に悪口が書いてあっても怒ったり機嫌を悪くせず、気にしないであげてほしい。

 

3つ目、曖昧な表現は使わず相手は理解できるまで話す。

叱ったり話し合いをしている時、例えば「普通は〜」とかそういう曖昧な表現を使うと、「普通って何」と言い返される事があるかもしれません。(私は言い返しました)

アスペルガーの人、少なくとも私は論理的に納得できる事を求めます。

「普通は…」というのは主観的なものなので、納得してもらえない場合はデータを見せたり論理的に納得させる事が大切。

アスペルガーの子供は「なんで?」を連呼したり面倒臭いかもしれませんが、なるべく適当に答えず、向き合ってもらえたら、当時の私だったらとても嬉しいです。

 

それと子供がアスペルガーの場合、本人に告知するかどうか。

これは難しい問題だと思いますが、私は少なくとも「あなたはアスペだから〜」を口癖にするのはダメだと思っています。

「あなたはアスペだから弁護士は向いてないと思うよ」とか、そういうのは論外。絶対に言っちゃダメ。

アスペだからと子供に何かを制限したり、可能性や視野を狭める発言はやめましょう。

 

恋人や家族がアスペの場合

彼氏、夫、彼女、妻…あるいは親兄弟がアスペの場合。

相手がアスペな事により困った事や不快な事が起きている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで大切なのは前にも書きましたが、本人のアスペ自覚です。

どうしても必要なら話し合いを設けて、本人にアスペを自覚・認識してもらうと良いのではないかと思います。

あるいは「あなたはアスペルガーだと思う、だから…」と言わずとも、「こういうところを直してほしい」と普通に対話する事かな…。

 

ちなみにパートナーや家族がアスペルガーで、それにより情緒的な相互関係を築くことが難しく、不安や抑うつといった症状が出る状態をカサンドラ症候群と言います。

家族やパートナーがアスペで鬱になったりしている方はこういう本を読むと参考になるかも…。

 

最後に:特性を活かそう!

何事も特性を理解し、それを活かす事が大切。

アスペではなくADHDですが、私の師匠で億万長者起業家の桑山先生(重度のADHD)のインスタ投稿がささったので掲載。

重度のADHD、桑山先生

昔からの癖で飛行機を4回に1回の割合で乗れません

極度のADHDのため、ものをなくすか、記憶を忘れるかどちらかをしてしまいます…

今回は日本に帰国してすぐにパスポート落としました

再発行はしたもののビザの発行し忘れてました

チェックインの時に空港で教えてもらって、すぐにビザの発行の申請しようとしたら、奇跡的にサイトがメンテナンス中…

変更不可のチケットのため無駄になるかと思いきや、さすが日系航空会社

粘って粘って翌日に変更可能

日系航空会社はハードルは低く

中華系は交渉は余裕

アジア系はテクニック次第で変更可能

北米、ヨーロッパは問答無用でアウトです

いつも乗り遅れないようにと事前対策しても乗り遅れるので
どんな航空会社でも粘れるような交渉力持てるように成長しないと

みなさんもできないことを伸ばすのではなく、できることを伸ばしましょう

東京→成田→東京

クソだるい

…できない事を伸ばすのではなく、できる事を伸ばしましょう!!!!!

最後までお読みくださりありがとうございます!

 

※ツイッターなどでシェアしていただけましたらブログ継続の励みになります…!