エベレスト6日目。標高5,000mの世界。

自分のガイドと荷物持ち(ポーター)が高山病でリタイア。

本来は2日間高度順応するディングボッシュ(標高4,260m)では宿が満員で高度順応できず。

ベテランガイドさんグループに着いて行かせてもらい、エベレスト6日目が始まります…。

 

●これまでのエベレスト記事

メンヘラを起こしたのでエベレストに行ってきた話。ベースキャンプ費用。

日本からネパールの首都カトマンズへ。中国線がカオス。

ネイリストが登山服!?ネパールのネイルサロン。

エベレストの装備・持ち物。ツアー会社の社長からセクハラ!?

航空事故多発!世界一危険なルクラ空港へ(カオス)

エベレスト1日目。食事が不味すぎる。どんな宿で寝るのか?

エベレスト2日目:映画に出てくる絶景橋へ!(ナムチェ)

高度順応3日間。エベレスト街道最大の街ナムチェとは!?

荷物持ちが高山病で嘔吐。カオスなエベレスト。

馬鹿ガイドも高山病に。ツアー会社とトラブル。

エベレストでガイドが危篤。あなたならどうする?

【エベレストの記事一覧】

 

エベレスト6日目…

荒野をひたすら歩く

標高が高くなってハイキングの「山」というより「荒野」みたいになってきました。

歩いても歩いても、何も無いところ。

いるのはエベレスト客と、動物のヤク。

とにかく荒野。

 

 

命を落としたシェルパのお墓

エベレストは命がけ。

ベースキャンプまでですら命を落とす場合もあります。

実際に私のガイドは危篤状態に陥った

 

エベレストで有名なのが「シェルパ族」。

シェルパ族は代々ガイドや荷物持ち(ポーター)で生計を立てている。

※全てのガイドと荷物持ちがシェルパ族なわけではない、他の民族の人も多い。

 

エベレストで命を落としたシェルパ達のお墓が。

…お墓というより石碑かもしれません。

1つ1つに写真と名前が書いてあります。

 

シェルパのお墓ゾーン。めっちゃチベット感。

ずっとシャワーも浴びず、手も洗えず、汚い手で顔にクリームを塗りたくなくて顔はボロボロ。

お墓の話に戻りますが、エベレストでは遺体が回収できません。

エベレストで命を落とすほとんどは7,000m以上。

その域になると、もし死んでも遺体が運べない。ずっと放置。

マイナス数十度の気温では遺体の腐敗や白骨化がせず、死体がそのままの状態。

「エベレスト デスゾーン」で検索すると写真とかが出てきます。

 

標高5,000mを突破

標高5,000mを超えた看板で嬉しくて写真

酸素は平地の50%。

息が苦しいです。

それでもとにかく歩き続けます。

息が苦しくて会話しながらなんて歩けない。

音楽も持ってきてない。

歩いて前に進む以外何もする事が無い状態で、ひたすら前に進む。

足が痛くても、無意識に動かして前に進むしかない。

 

雲と近くなりました。

こうしてたまにある「写真撮りたいな」と思うところで写真を撮る事が登山中唯一の楽しみ。

スイスのハイキングみたいに綺麗なお花はないし、動物は臭いヤクだけ。

ヤクの糞の臭いと土埃にまみれながら、ひたすら歩く。

これを片道1週間続けるのだから、エベレストベースキャンプは瞑想にも良いかもしれません。

 

ロブチェに到着

標高4,900mのロブチェ(村)に到着。

この日は6時間歩きました。

たしか比較的早く着いたような。

 

エベレストベースキャンプで持つ「メッセージボード」を思いつき、宿で紙を数十円で買って書いてみました。

宿、暇です。

 

軽い高山病になる

酸素が薄くて何かしら体調不良が起こる高所登山。(トレッキング)

私の場合はまた軽く頭痛。薬を飲んで対処。

 

一緒に登ってくれる事になった日本人男性はちょっと深刻で、食欲が一切無く吐き気。

異常な量の薬を持ってきていたので、もちろんあげました。

ウイダーゼリーもあげた。

用意周到みさちゃすです。

 

この日の不味い飯

食事が死ぬほどクソ不味いエベレスト。

再三書いているように、飽きたとか関係無く「食べれる味のものを食べる」スタイル。

この日は朝昼晩、昼以外は比較的良かった!

 

朝食

クレープ?みたいなやつ。

非常に味気ないのでジャムを付けて食べます。

めっちゃ美味しくはないけど普通に食べれる味でちょっと感動。

 

昼食

安定の激マズ飯。

チャーハンを頼んだらこれ。

上に乗っているのはベーコンなのかチキンなのか分からない肉片

パサパサでいかにも不味そうなお米の上にヤバそうな肉片が乗っている。

ヤバいかんじが伝わるだろうか。

上の肉片、気持ち悪い味がしたので、お米だけを食べれる分だけ食べた…。

 

夕食

ちょっと気分を変えてチキンに挑戦。

お昼が不味すぎてあんまり食べれなかったし、なんとなく栄養補給したくなった。

たしかちょっと高めで値段は1,400円くらい。

(この標高、お水が300円くらい)

食費はツアー代に含まれているので、ガイドさんからやんわりと気を使ってほしいみたいな事を言われ、今後は気を使う事に。

 

味は悪くはない。

でもめちゃくちゃかたい!!!!!

噂によるとこの標高だと鶏が飼えず、冷凍なんだとか。

だから硬くて値段も高めだったのか?。

しかし食べれる味のポテトも付いていて、エベレストの中ではかなり当たりの食事だった…。

※昼食のようなクソ不味い料理がデフォルト

 

 

相変わらずシーツが洗ってない宿。氷点下でも暖房が無い。

 

翌日はいよいよエベレストベースキャンプへ…!

続く…。

エベレストベースキャンプに到着!高山病になりました。

2019年12月22日

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