航空事故多発!世界一危険なルクラ空港へ(エベレストベースキャンプ)

この記事は2018年10月にメンヘラを起こして
エベレストに行った話の第5話。

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期間が空いてしまったエベレスト連載…。

今日からまた書かせてください。

ツアー会社の社長からセクハラをされたり、ガイドが高山病で目の前で死にかけたり1年前の事ですが本当にカオスでした…。

しかし、エベレスト最寄りの空港に行くだけでも既にカオス。

遅延しまくりでスタッフもいなくて機能していない空港、超カオス。

私の専属ガイドとポーター(荷物持ち)に合流できるのか…!?

 

首都カトマンズからルクラへ

首都カトマンズから、エベレスト最寄りの空港(街)・ルクラまで移動。

この地図で表すと、水色のピンのところを毎日登っていくわけです。

カトマンズからルクラまで3週間くらい?かけて歩いていくドMもいるようですが、普通に飛行機で行きました

かという私もメンヘラを起こしてエベレストに行ったので、それなりにドMなのかもしれません。

 

首都のカオスすぎる空港

仮にも首都であるカトマンズの国内線。

搭乗ゲートが2つしかない。

日本だと首都の空港だと多分100くらいたくさんゲートがありますよね。

でもネパールの首都には2つしか無いのです。

ツアー会社に空港まで送ってもらったのですが、安いツアーなのでルクラまでは一人で移動。

(後に知るが、きちんとしたツアーだと通常カトマンズからガイドが同行)

飛行機に乗れ慣れているみさちゃす、海外で飛行機に乗る事は全く問題ありません。

…と思っていました。

が、ネパールの空港では問題大アリ…。

カトマンズの国内線、ほとんどが登山者。

誰も並ばず人混みで溢れたぐっちゃぐちゃなチェックインカウンターでなんとかチェックイン&荷物預け。

…これが航空券です。

こんな航空券、見た事がありません。

ちなみに航空代金はツアー代に含まれていますが、片道150ドルくらい。

いつものように空港のこういうボードを時々見ながらフライトを待ちます。

…フライトはボードに表示されません。

おかしいと思いスタッフに聞こうとするも、搭乗口にスタッフがおらずどうしようもないのでチェックインカウンターへ…。

…ちなみにセキュリティーゲートは抜けています。それなのにチェックインカウンターへ。

セキュリティーゲートを抜けてからチェックインカウンターに聞きに行くって何事…。

…結論から書くと、1回や2回ではなく何度も足を運ぶ事になりました。

基本的に便がボードに表示されないし、しかも遅延や天候による欠航しまくる事が当たり前。

いつ飛ぶのか分からない。

…そんな国内線です。

…ちなみにこれがセキュリティーゲート。

途中から面倒臭くなって受けなくなった。

顔を覚えられ、X線や手荷物検査を無視して素通りしても大丈夫。

ネパール大丈夫か…。

 

空港がちゃんと機能してない

フライトタイムはとっくに過ぎている。

ボードも機能していない。

搭乗口にスタッフもいない。

チェックインカウンターに行っても「まだだから待て」とひたすら言われる。

…ネパールの国内線、ハードル高すぎです。

「わざわざガイドがカトマンズから一緒に行かなくても大丈夫だろ、飛行機代もったいないし」と思っていましたが、英語での意思疎通&旅慣れていないと乗れません

今まで39カ国、何百回も飛行機に乗った中で1番乗るのに大変なフライトでした。

 

数え切れないくらいスタッフに聞きに行き、待つ事4時間…

航空会社のスタッフから話しかけられました。

「もう出発したよ」

…意味が分かりません。

思わず「えっ…」みたいな反応をしたら、「次の便に乗れ」との事。

他国の普通のフライトだと乗り遅れたら航空券はパーですが、ネパールは本当にめちゃくちゃです…。

 

5時間遅延、なんとか搭乗

…そんなわけで乗るのにかなり苦労しましたが、なんとか搭乗。

…スティーブジョブズのようなファッションで搭乗しました。

飛行機というよりセスナですね。

小型で12人くらい?しか乗れません。

が、一応CAさんもいます。

ネパールの航空会社、空港、一体なんなんだ…。

 

1番前の席に乗れました!

操縦室に扉は無いし、やろうと思えばハイジャックできます。

 

セスナからの景色。これが首都カトマンズ。

 

事故多発・世界一危険な空港に到着

1時間くらいのフライトでルクラ空港に到着。

このルクラ空港、滑走路が短く絶壁で世界一危険な空港と言われています。

実際、数年に1回航空事故で人が亡くなります。

世界一危険な空港なだけあり、着陸後は客達が拍手。欧米人のノリ方ですね。

 

ガイドと合流するも荷物紛失

現地のガイドと合流できたのですが、預けておいた新品の寝袋がロスバゲして行方不明になりました

ロスバゲはドイツ→チェコ以来…。

で、結論から書くと

 

・ガイドが空港に取りに行く予定だったが結局届かず。

・寝袋が無くて困ったが、ちゃんとレンタルがある。

 

という事になりました。

 

21歳のガイドさん。

最初は「ガイド」と呼び捨てにするのではなく、「ガイドさん」と書くような人物でした。

しかし呼び捨てにするような奴だったので呼び捨てで書きます。

 

初のエベレスト飯

正確にはルクラに着いたばかりなのでエベレストでは全くありませんが、「エベレスト登山(トレッキング)」のご飯。

適当に焼きそば的なものを頼みました。

お味は「食べれなくもない味」。

お腹空いてたけど味的に完食まではせず。(が、後から思えばこれはかなりマシな方だった…)

ちなみに食事代はツアー料金に込み。

私が支払う必要はなく、連れて行かれたお店で好きなメニューを選ぶシステム。

メニューにより価格が異なりますが、好きなものを頼んで構いません。

いくらか忘れたけど多分これは300円くらい?。(標高が上がるにつれどんどん高くなる)

 

あ、そうそう。書き忘れですが、ツアー会社社長から「ガイドにこれを渡して」とホッチキスで止められた分厚い封筒を預かり渡しました。

開けていませんが、現金が入っています。

それが今回雇ったガイドとポーター(荷物持ち)の報酬と、宿泊代や食費等の経費。

21歳でガイド3年目だという彼、特に何も疑う事なく登山に関して信頼していました。(過去系)

※後に「自業自得」で高山病になり、客の私に迷惑をかけまくる事になる…

 

専属荷物持ちも雇います

先ほど書かせていただきましたが、今回私はガイドとポーター(荷物持ち)も雇いました。

私の荷物を持ってくれているポーター。

ドMな人だとポーターもガイドも雇わず10数キロの荷物を自分で持って登る強者もいますが、私は普通にポーターを雇いました。

ちなみに自分で重い荷物を持って登ってる人、一定数たまにいた…。

エベレストベースキャンプ登山後、首都カトマンズに戻って出会ったマッキンゼー出身のエリートもポーターとガイド無し。

 

ちなみに「ポーターガイド」といってガイド兼ポーターとして1人に集約する事も可能。

が、ポーターガイドは重い荷物は持てず、7キロくらいまでしか持てないので、10数キロの荷物の私はポーターを雇いました。

ポーターガイド(1人)と、ガイドとポーター(2人)雇う差額は2万円くらい。(12日間)

※ツアー代金は12日間で約12万円。国内線飛行機代、ガイド・ポーター代、食費、宿代、全部込みで…。

(飲み物と1日3食以上食べた場合の食費、Wi-Fi代などは別途自腹)

ちなみに言わずもがな、個人ツアーです。

団体ツアーではなく私だけの為のツアー。

私だけの為のガイドとポーター。

…ネパールの物価がいかに安い国かお判りいただけるだろうか。

 

わけのわからない飛行機の遅延が5時間…ルクラに着けたのは15時くらい。

既にヘトヘトだが、早速登山が開始される…。

 

続く…。

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